すき焼きの夜に

じいちゃんが一緒にご飯食べたいと言うので
浜辺の実家に立ち寄る途中にくる電話。

じいちゃんの様子がおかしい。
すぐに病院に搬送するとの事で。

実家に着くと、慌てたのであろう
コンロの火がついたままで
すき焼きがグタグタに煮詰まってしまい
黒い油佃煮に変化中であった。


病院に行くと 急性心筋梗塞との事で
こりゃめんどいわあ~、心臓グダグダよお~!!
と先生宣いつつ
すでに動脈をホジホジしている真っ最中。

3時間程かかってICUになだれ込み、
脅し文句たっぷりの執刀医の説明を聞き
青くなったり笑ったりする我々一族。

その後、救急車が何台来た事か
賑やかな夜が明けてベッドを覗くと、


ご飯何時出るの? 腹へってんやけど。


明日までたぶん絶食ですよ。おじいさま。

一緒にご飯を食べるのは暫くおあずけとして
おばの持って来たおにぎりを食うのであった。
(中身は昨晩の黒い油佃煮♪)